私は大学病院で男性不妊の治療を勉強させてもらったことがある。不妊の原因は女性の側にある場合と男性の側にある場合がほぼ同率なので、中医学による不妊治療の全貌を理解するためには、男性不妊についても十分な知識が必要と感じたからだ。 

日本の女性患者からの相談を受けることが多かった私にとって、大学病院を訪れる中国人の男性患者にはいろいろな面で驚かされた。それまでの常識では、不妊治療は、ある程度の年齢の人が考えることだと思っていたが、中国では結婚して1年くらいで、どうやら焦り始めるらしい。病院に来る患者の中には20代の若い男性も少なくなかった。

 さらに彼らは、金に糸目をつけない。大学病院を訪れる時点で、大々的に宣伝している民間病院で1回何千元もの治療を受けている人がほとんどだった。上海の平均月収から考えれば、2、3か月分の給料を1日の治療(検査込み。高いのは検査代)で支払っている計算になるのだ。日本人だったら結婚して数年してから子供を授かっても何の違和感もないのだが、上海では「結婚したら次は子供」という観念が非常に強いようだ。

引用元: 第34回 金に糸目をつけない不妊治療 ~中国の不妊治療事情~_中医の現場_ライフスタイル_ライフ・カルチャー_InsightChina.

お隣の国、中国の不妊治療の様子がレポートされています。
20代の、結婚1年程度の新婚カップルが不妊治療に訪れるという、日本の現状からすると驚くような話が掲載されています。

また2、3か月分の給料が1日の治療費にあたるというのは、日本以上に高度な不妊治療が高額であることがわかります。
どうやら日本以上に、親族からの「早く子どもを・・・」というプレッシャーが強いようなので、中国の女性にとっても、子宝は喉から手が出るほど待ち遠しいことなのかもしれません。

この記事を読んで、個人的に気になったのは、中国人男性と結婚して、不妊に悩んでいる日本女性もいるのではないか、という点でした。この記事では、男性不妊の治療法として、西洋医学的な検査と中医学による治療を融合させた手法を使う、とありますが、中国に暮らし、不妊治療に悩む日本女性にも、このサイトで紹介しているようなことが参考になればいいなと思いました。

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